今年もミラノ・サローネに行ってきました。今年も昨年に続き 中国人やロシア人、中近東の人達の来場者が著しく減っていて 会場は前のような混雑が無く 落ち着いていました。
出店メーカーもいつもの通りですが クラシック家具のメーカーが極端に減っていました。弊社の取引先は相変わらずですが 以前訪れていたところが出店してなくて倒産したらしいという話が何軒かありイタリアの不況の現れを感じました。
今年は 去年見つけた"CITCO"という石の加工で素晴らしい作品をつくるメーカーを訪ねて新作を見せてもらいました。日本のオリンピックの総合体育館の設計で話題になったZAHA・HADID氏の作品(あk具というより完全に彫刻の作品です。)や相変わらず巨大な大理石の塊を削って作られたオブジェなど素晴らしい品を見るにつけ、イタリア人の石に対する技術と姿勢には感動させられました。
しかし、一方で特殊な技術でセラミックで作られた石その物のような素材で製作された壁材やテーブルトップなど 技術的にもイタリアは一歩先のものを持っているようです。このセラミック板でつくられたダイニングテーブルの天板が日本橋のショールームに展示しています。傷も汚れもシミも付かないという画期的な素晴らしい代物です。ぜひ、一度見にいらしてください。